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ハワイのコンドミニアムを購入する5つの手順と確認すべきポイントを解説

ハワイのコンドミニアムを購入する5つの手順と確認すべきポイントを解説

ハワイのコンドミニアム投資に興味があっても、購入方法が分からない方は多いのではないでしょうか。ハワイでの不動産の購入方法は、日本での手続きとは大きな違いがあります。

この記事では、コンドミニアムの運用方法だけでなく、購入手順や押さえておくべき重要なポイントを解説します。特にエージェント選びは、物件購入の結果を左右します。投資家として直面するであろう疑問を解決し、購入の不安を解消する情報収集にお役立てください。

ハワイのコンドミニアムとは分譲タイプの集合住宅

ハワイのコンドミニアムは集合住宅の形態であり、日本の分譲マンションに相当します。自分の居住部分だけでなく、敷地や共有スペースを他の所有者と共同管理します。

コンドミニアムとホテルの違いは、主に滞在の目的と提供されるサービスです。コンドミニアムは、キッチンや洗濯機などの生活設備が整っており長期滞在に最適です。所有者が運営・管理し、自分の家のように自由な使い方が楽しめます。

一方、ホテルは短期滞在向けで、ルームサービスやレストランといったサービスがホテル会社によって提供されます。コンドミニアムのように自炊はできません。

コンドミニアムホテル
滞在目的長期滞在短期滞在
提供サービス生活設備あり(自炊可能)生活設備なしレストランでの食事提供

日本の分譲マンションとほぼ同じ意味合いなので、賃貸マンションとも区別されます。ただし、所有者が使用しない期間で旅行者などに短期間で貸し出すケースがあります。

ハワイのコンドミニアムの3つの運用方法

ハワイのコンドミニアムは、運用することで安定した収入源を確保することも、自分や家族が利用するための別荘としても利用できます。ここでは、3つの主要な運用方法を紹介します。それぞれの運用方法を知り、投資目的やライフスタイルに合わせて最適な選択をすることが可能です。

長期的な賃貸運用

コンドミニアムの長期賃貸運用は、在住者向けで安定した家賃収入を期待できる一般的な運用方法です。賃貸契約を結ぶことで、複数年にわたり住んでもらえる可能性があります。

家賃収入とキャピタルゲインを狙えますが、物件価格やメンテナンス費用の関係で利回りが日本に比べて低くなる可能性があります。契約期間は1年が多く、地元の住民や長期滞在者が対象です。長期での賃貸は家賃が安くなる傾向にあるため、設定金額を高くできるエリア選びが重要です。

バケーションレンタル

バケーションレンタルは、観光客や中長期滞在者向けのコンドミニアムの運用方法です。運用は自身で行うことも、ハワイの運営会社に任せることも可能です。法規制が厳しいため、短期貸出が可能な物件かどうかを事前に確認しましょう。

バケーションレンタルは一般的な長期での賃貸に比べて、価格を高く設定できるメリットがあります。しかし、地域によっては短期貸出が禁止されている場合もあり、エージェントに確認するなど慎重な対応が求められます。

ホテルコンドミニアム(ホテルコンド)

ホテルコンドミニアム(ホテルコンド)は、ホテルの機能を持つコンドミニアムです。運営を委託し、ホテルのようなサービスとコンドミニアムの所有権を兼ね備えた物件です。

観光客に短期貸しを行うことでオーナーは宿泊収入を得ます。通常のコンドミニアムと異なり、ホテルコンドは1日単位での短期貸出が一般的です。ただし、内装や設備に関する制限があり、個人の私物を保管できないこともあります。オーナーは、自身の滞在時には別荘としての利用が可能です。

ハワイのコンドミニアムを購入する5つの手順

ハワイのコンドミニアム購入は、日本の不動産購入とは異なる手順があります。事前に手順を知ることで、実際に購入する際に迷うことがなくなります。ここでは、5つの手順に分けて解説します。

エージェントを決める

ハワイのコンドミニアム購入は、適切な不動産エージェントを選ぶことから始まります。エージェントはハワイの不動産市場に精通しており、希望する物件の選定から購入後の手続きまでサポートします。エージェントを選ぶ際は、以下の点を重視しましょう。

  • 専門知識
  • コミュニケーション能力
  • 過去の実績
  • 提供するサービスの範囲
  • 自分との相性

物件の選定や価格交渉をするので、コンドミニアム購入をスムーズに進めるためにエージェント選びは時間を掛けてじっくり行いましょう。

希望の物件を探す

理想の物件探しは、購入希望エリアの特性を理解することから始めます。ハワイは島ごとに異なる魅力と特性を持っており、それぞれのエリアによって物件のタイプや価格帯も大きく変わります。予算と運用内容に合った場所を選び、エージェントを通じて希望の条件にあった物件情報を集めましょう。

経験豊富なエージェントは、市場の最新情報や見落としがちなポイントをアドバイスしてくれます。気になる物件が見つかったら、内見で雰囲気や状態を直接確認することが重要です。

購入オファーの提出と売買契約

理想の物件を見つけた後、エージェントを通じてオファーを提出します。オファーとは、日本でいう「買付証明書」と同じ意味合いで、物件購入の意思表示です。オファーには、購入価格や支払い条件などの要望が記載されます。場合によってはエージェントが価格交渉し、売主がオファーを受け入れると売買契約に進みます。

契約内容を慎重に確認し、もれなく理解しておきましょう。不明点があれば、エージェントや法律の専門家に相談することをおすすめします。

エスクロー開設と物件調査

エスクローとは、取引が完了するまで購入資金や物件の権利書などを、中立的な第三者が管理するシステムです。エスクローが開設されると、インスペクションという物件の点検を行います。後に不備が見つかっても買主責任となるため、納得できるまで調査結果を確認しましょう。

この段階で問題が発見された場合、購入者は売主に対して修理を要求でき、場合によっては購入価格の再交渉が行われることもあります。

所有権移転と費用の精算

エスクロー会社が中心となって、買主と売主間で合意された条件に基づき、物件の所有権を正式に購入者に移転します。所有権移転には、権利書の署名や登記などの法的手続きが含まれ、これにより購入者は正式に物件の新しい所有者になります。費用の精算には、以下のものが含まれます。

  • 購入費用
  • エスクロー費用
  • 登記費用
  • 固定資産税
  • 調査費用
  • 保険費用

エージェント費用は、慣習として売主が支払います。これらの費用は事前にエスクロー会社から提示される見積もりで確認できます。事前に必要な費用を把握し、資金計画を立てておくことが重要です。

ハワイのコンドミニアム購入前に確認するべき3つのポイント

希望の物件を購入するために、確認するべきポイントがあります。収支計画や運用計画にも関わるので、ここで解説したことを参考にして計画を立ててみてください。

エリアごとに金額相場が異なる

ハワイのコンドミニアム価格は地域によって大きく異なります。一般的に価格は40~60万ドルの範囲にありますが、ワイキキのようなオーシャンビューの物件では価格が80~150万ドルを超えることもあります。

ハワイのコンドミニアムの価格はリーマンショック時でも値下がり幅が小さく、長期的には値上がりし続けてきました。ハワイの物件は築年数よりも立地が価格に影響するため、購入前にはエリア別の価格相場を把握し投資の計画を立てることが重要です。

運用方法ごとに維持費がかかる

コンドミニアムの維持費は、その運用方法や共有施設の種類によって異なります。通常の別荘として利用する場合、固定資産税に加えて毎月500~1,000ドルの管理費がかかることが一般的です。

固定資産税は物件がホテルコンドミニアムである場合、長期賃貸の住居用の物件に比べて約4倍に跳ね上がることもあり得ます。投資目的でコンドミニアムを購入する場合は、運用方法ごとの維持費を考慮に入れて収支計画を立てることが重要です。

不動産エージェント選びが重要

ハワイでコンドミニアムを購入する際、信頼できるエージェントを見つけることが重要です。ハワイの不動産市場はMLS(Multiple Listing Service)によってオンライン上で情報が一元管理されており、全てのエージェントが全ての物件を取り扱えます。

エージェントは代理人として機能するため、分析力や対応力・信頼性が物件購入を左右します。売り手と買い手のエージェントが交渉を行うため、ハワイの不動産事情に精通し、交渉力のあるエージェントを選ぶことが希望の物件を手に入れるポイントです。

まとめ

ハワイのコンドミニアム購入は、信頼できるエージェントを見つけることからスタートします。エージェントが、物件のアドバイスや売主との折衝など購入手続きをサポートします。エージェントと協力して、物件探しや契約に至るまでの手続きを慎重に進めましょう。

内見での物件チェックや、将来の売却を見越した資金計画の立案など、購入に至るまで細かな部分にも注意が必要です。適切な準備と情報に基づいてコンドミニアムを購入すれば、計画通りに運用できるでしょう。

ファミリーコーポレーションでは、ハワイのコンドミニアムの購入に関する疑問や不安を解消するための無料相談を提供しています。ハワイと東京のスタッフが、個別のニーズに合わせて一貫してサポートできます。購入契約から引き渡しまでの目安や購入時の経費など、お気軽にお問い合わせください。