1. ハワイ不動産
  2. ハワイ不動産のお役立ち情報
  3. ハワイ物件購入ガイド
  4. ハワイ不動産投資でのコンドミニアムと一軒家のメリット・デメリットを比較

ハワイ不動産投資でのコンドミニアムと一軒家のメリット・デメリットを比較

ハワイ不動産投資でのコンドミニアムと一軒家のメリット・デメリットを比較

ハワイで不動産投資を行う際、主に購入されるのは「コンドミニアム」と「一軒家」の2種類です。コンドミニアムとは、日本の「マンション」を指します。どちらを選択するほうが投資を成功させやすいのか、迷われる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、不動産投資の目的でコンドミニアムと一軒家を購入した場合の、それぞれのメリット・デメリットを解説します。投資期間別の物件の選び方が理解できる内容になっているので、ぜひ参考にしてみてください。

ハワイ不動産の種類

日本人がハワイ不動産を購入・所有する際には、種類による制限は特に設けられていません。まずは一軒家やコンドミニアムなど、どの不動産で投資運用を行うのか決める必要があります。ここでは、ハワイ不動産の種類とそれぞれの特徴を紹介します。

一軒家

ハワイの一軒家はオアフ島全体に点在しており、大半が木造住宅です。また、アメリカでは頻繁に住み替えを行う文化が浸透しているため、新築よりも中古が好まれます。

日本と異なり、築年数が経過しても住宅の価値にはほとんど影響しないのも特徴です。「木造・中古物件」が多いからこそ重要なのは、建物の劣化状況を把握することです。アメリカでは購入手続きの際に「インスペクション」と呼ばれる物件の内部検査があるので、検査結果を参考にしましょう。

コンドミニアム

コンドミニアムとは、日本における集合住宅を指します。ハワイでは「マンション」という呼称は使用しません。都市部では「高層・鉄筋コンクリート造」が多く、東部や北部など落ち着いたエリアでは「低層・木造」が多いです。また、コンドミニアムの間取りは寝室の数で表現し、基本的には「数字+ベッドルーム」といった表記になります。例えば賃貸運用を目的とするなら「3ベッドルーム」「2ベッドルーム」など、家族で居住できる程度の広すぎない間取りがおすすめです。

ホテルコンドミニアム

ホテルコンドミニアムとは「分譲ホテル」のことです。一般的なホテルと同様に、1日単位で部屋を貸し出し、宿泊費として収入が得られます。部屋を客室として貸し出さない期間は、自らがホテルに宿泊することもでき、レストランやプールといった施設の利用も可能です。

ハワイの不動産投資でコンドミニアムを購入するメリット・デメリット

ここでは、日本の集合住宅(マンション)にあたる「コンドミニアム」を投資物件として購入するメリットとデメリットを解説します。投資対象としての特性や、コンドミニアムならではの設備面の特徴にも触れますので、ぜひ参考にしてみてください。

メリット

ハワイの不動産投資で、コンドミニアムを購入するメリットは以下のとおりです。


・需要が多く安定したインカムゲインが期待できる
・セキュリティが厳重
・共用部分や設備が充実している

コンドミニアムは一年中需要があり、安定した家賃収入(インカムゲイン)が期待できます。人の流れが多い都市部に多いことから、物件が不足している状況です。コンドミニアム需要の高さにより、物件価格は上昇傾向にあります。
また、ビルの入り口にキーやカード式の「セキュリティシステム」が導入されていることが多く、居住者以外は立ち入れません。コンドミニアムによってはエレベーターにもセキュリティがかかっており「居住階」のボタンしか押せない仕組みになっていることもあります。
そのほかにも、ジム、プール、BBQスペース、パーティールームなど「共用部分」が充実していたり、コンドミニアムの費用に「家具代」が含まれていたりする点もメリットと言えるでしょう。

デメリット

ハワイの不動産投資で、コンドミニアムを購入するデメリットは以下のとおりです。


・管理費用がかかる
・プライベートが確保しにくい

コンドミニアムには、毎月500〜1,000ドル程度の「HOA fee」と呼ばれる管理費用がかかります。HOAとは「Home Owners Association」の略で、日本のマンションでいう管理組合のような組織です。
投資用の場合は借主が負担しますが、高すぎると借り手がつかない原因にもなるため注意しましょう。トラブルを防ぐために、管理費用は物件購入前に仲介業者から正確な金額を確認しておくことが重要です。
またコンドミニアムは、敷地すべてが自己所有の一軒家ほどは、プライベートが確保されておりません。レクリエーションスペースやBBQ施設などの共用部分は充実していますが、ほかの居住者と共用で利用するケースがあります。このようにプライベートを重視する人にとっては、一軒家と比較すると気を遣う場面があります。

ハワイの不動産投資で一軒家を購入するメリット・デメリット

ここでは、ハワイの不動産投資で一軒家を購入するメリットとデメリットを解説します。投資対象としての特性や、土地建物のすべてが所有物となる一軒家ならではの特徴にも触れますので、ぜひ参考にしてみてください。

メリット

ハワイの不動産投資で、一軒家を購入するメリットは以下のとおりです。


・キャピタルゲインが期待できる
・エリアの選択肢が多い
・物件を自由に扱える

一軒家は、将来地価が上昇した際に売却益(キャピタルゲイン)が期待できます。ハワイでは一軒家を購入すると「土地」も同時に取得することになります。限られた面積しかないオアフ島において、土地を所有する意味は大きいです。
また、コンドミニアムは一部の都市が中心となる一方で、一軒家はオアフ島全体で物件を探せます。エリアに捉われず物件を幅広く検討できるため、納得のいく投資先が見つかりやすいでしょう。
自分の好みに合わせて、リフォームやコーディネートが行える点もメリットです。例えばコンドミニアムでは外観や共用部分には手を加えられませんが、一軒家であれば家全体を好きなようにアレンジできます。

デメリット

ハワイの不動産投資で、一軒家を購入するデメリットは以下のとおりです。

・賃貸の借り手を見つけにくい
・物件を管理する負担が大きい

一軒家はコンドミニアムと比較して広く、部屋数が多い傾向があります。その分物件価格は高いため、賃料を高めに設定する必要があります。とくに郊外の物件は賃貸需要が都市部より少ないため、賃料が高いと借り手が見つかりにくいです。
また、コンドミニアムであれば管理組合が担う「住宅の管理・メンテナンス」を一軒家の場合は自分で行う必要があります。例えばプールなど特殊な設備も自らが整備したり、セキュリティ対策も個別に検討したりするなど、管理にかかる負担が大きいです。

【期間別】ハワイ不動産投資の物件の選び方

ここではハワイ不動産投資におすすめの物件を「短中期」「長期」と、投資期間に分けて紹介します。どの物件で、どのくらいの投資期間で運用していくのかを、具体的にイメージしながらお読みください。

コンドミニアムは短中期投資がおすすめ

コンドミニアムは「10年以内程度の短中期運用」がおすすめです。ハワイにおいては高層ビルが建て替えになる時期は、一般に一軒家より早いと考えられます。そのため、長期にわたって所有すると「大規模改修による支出」が発生する場合があります。コンドミニアムへの投資は、大規模改修などのリスクが少ない「短中期」が良いでしょう。

一軒家は長期運用におすすめ

一軒家は「数十年程度の長期運用」をおすすめします。一軒家は「土地」の購入も含んでおり、長期的に見て地価上昇による売却益が期待できるからです。所有時の家賃収入だけでなく、長期目線で資産価値上昇による売却益が期待できるため、時間をかけてもまとまった額のリターンを求める投資家の方に向いています。

まとめ

日本人が所有・購入できるハワイ不動産の種類は、都市部に多い「コンドミニアム」と、オアフ島全体に点在している「一軒家」の2つがあります。

コンドミニアムは賃貸需要が多く安定した家賃収入が期待できる一方で、ほかの居住者もいるため完全に一軒家と同じような使い方ができるとは限りません。一軒家は長い目で見れば将来の地価上昇時には売却益が期待できる一方で、設備管理などの自己負担が大きいです。

一軒家とコンドミニアムの投資は、運用期間別に使い分けると良いでしょう。コンドミニアムは10年以内の短中期で、一軒家は数十年以上の長期での運用がおすすめです。