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ハワイのコンドミニアムの4つの間取り!日本との用語の違いも解説

ハワイのコンドミニアムの4つの間取り!日本との用語の違いも解説

ハワイの不動産情報を見ていると、日本で馴染みある用語が使われておらず、部屋のイメージが付きにくいと感じる方が多いのではないでしょうか。この記事では、日本とハワイの間取りに関する用語の違いと、コンドミニアムで多く見られる4つの間取りの特徴を説明します。

また、賃貸前提でコンドミニアムの購入を検討する方におすすめの間取りや注意すべきポイントも理解できる内容になっているので、ぜひ参考にしてみてください。

ハワイと日本の間取りに関する用語の違い

公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会によると、日本においての間取りはダイニング・キッチン(DK)と、リビング・ダイニング・キッチン(LDK)で表現されます。たとえば4LDKの間取りであれば、以下の機能を備えています。

  • 4つの居室(寝室)
  • 居間
  • 台所
  • 食堂

一方ハワイでは、寝室の数で間取りを表現します。基本的には「数字+ベッドルーム」のような表記となります。ベッドルームの直前に数字を入れる表現方法です。ただしこの呼び方がすべてではなく、ホテルルームやスタジオルームなど例外的なものもあります。

ハワイのコンドミニアムに見られる4つの間取り

ここでは、ハワイ不動産の中でも「コンドミニアム」で見られる基本の間取りを以下の4つに分けて解説します。

・ホテルルーム、スタジオルーム
・1ベッドルーム
・2ベッドルーム
・3ベッドルーム以上
なお「コンドミニアム」とは、アメリカにおける集合住宅の呼び名です。どのような特徴があるのか、それぞれ把握していきましょう。

ホテルルーム、スタジオルーム

ホテルルームとスタジオルームは、日本で言うところの「ワンルーム」にあたります。ホテルルームは、寝室とリビングが分かれていない間取りです。ベッドは1~2台で、キッチンはありませんが湯沸かし器や小型冷蔵庫が付いていることがあります。

スタジオルームは、間仕切りのない空間に「ベッド+キッチン」の間取りです。ベッドは1~2台設置されていて、キッチンは流しや電子レンジなどの簡易な設備であるキチネットと一般家庭と遜色ない設備が整ったフルキッチンがあり、施設により異なります。

1ベッドルーム

1ベッドルームは、キッチンを備えたリビングルーム+寝室1室の間取りです。寝室にはベッドが1~2台設置されており、リビングルームにソファベッドがある場合は4~5名の滞在も可能となります。なお、キッチンはフルキッチンであることが一般的です。

2ベッドルーム

2ベッドルームは、キッチンを備えたリビングルーム+寝室2室の間取りです。寝室の使い方を分けることが多く、マスターベッドルームには大型ベッドが1台、ゲストベッドルームには小~中型のベッドが2台設置されています。リビングルームにソファベッドがある場合は、5~6名の滞在も可能です。また、キッチンはフルキッチンであることが一般的です。

3ベッドルーム以上

3ベッドルームは、キッチンを備えたリビングルーム+寝室3室の間取りです。寝具を追加すれば8名までの滞在が可能な場合もあります。同様に4ベッドルーム・5ベッドルーム、それ以上と寝室数が増えていきます。 

ハワイのコンドミニアムを購入するなら間取りは2ベッドルームがおすすめ

ハワイの不動産には、さまざまな間取りがあります。賃貸運用を目的としてハワイ不動産を購入する場合、どの間取りを選べばよいか迷われるのではないでしょうか。 

そこでおすすめしたいのは、3ベッドルーム以下の間取りです。アメリカの賃貸住宅では、3ベッドルームまでの間取りが好まれる傾向があります。

さらに言えば、世界有数のリゾート地かつハワイ観光の中心地でもあるワイキキにおいては、2ベッドルームが良いでしょう。新築のコンドミニアムの多くが2ベッドルームとなっており、今後もニーズのある部屋タイプと予想されます。

間取りのほかに注意したい5つのポイント

ここでは、間取りに関連して注意したい以下の5つのポイントに触れていきます。
・部屋の方角
・付近の交通状況に伴う騒音や排気ガス
・設備の新しさ
・水漏れの履歴
・HOA fee(管理費)
間取りが最適だと思っても、そのほかの要因により想定外のことが発生する可能性も考えられるため、注意点を確認しておきましょう。

部屋の方角

ハワイでは南向きだけでなく、北向きの部屋にも需要があります。南向きは日当たりが良いですが、その分室内が暑くなるため電気代がかさみます。北向きは太陽が当たらずハワイらしさを感じにくいかもしれませんが、エアコンを使う頻度が抑えられるのがメリットです。

西向きは日本では「西日」を避ける方が多いですが、ハワイでは「きれいなサンセットが見れる」ということで人気があります。日本人の宿泊客を見込んでいるのであれば、朝日が入ってくる東向きにもニーズがあるでしょう。

付近の交通状況に伴う騒音や排気ガス

騒音や排気ガスなど、コンドミニアム付近の交通状況には注意が必要です。たとえば大通りの近くでは、車の空ぶかしやカーミュージックが気になります。パトカーのサイレンも連日、朝から夜まで時間帯関係なく鳴っていることが多く、地元の方でもなかなか慣れないそうです。

また、車やバイクから出る排気ガスが窓や排気口から入り込み、ガスに含まれる塵がホコリのように室内に積もることで滞在中の不快感をもたらすこともあります。ただしホノルルでは交通渋滞緩和のため2023年に一部鉄道が開通するなど、良いニュースもあります。鉄道利用者が増えるなど人々の交通手段に変化が生じれば、騒音や排気ガスの軽減が期待されます。

設備の新しさ

ハワイは日本と違い、築年数によって建物の価値が大きく下がることがありません。どちらかと言えば資産価値が左右されるのは、築年数よりも設備の新しさにあると言えます。ここで言う「設備」とは、キッチンなどの室内設備とロビーなどの共用部分です。

室内設備については「キッチンや浴室に最新の設備が導入されているか」はチェックしておきましょう。古いスタイルの室内設備の場合、購入後に費用をかけて改装の必要が考えられます。

共用部分については、コンドミニアムの管理運営方針が大きく関与するため、今後どの程度改修の予定があるのかヒアリングすることをおすすめします。

水漏れの履歴

2ベッドルームを備えるコンドミニアムの最上階は価値が高いとされますが、室内に水漏れの跡や工事の跡がないか確認しておきましょう。知らずに過ごしていれば、家具や備品に被害が及び、修理に時間とコストがかかる可能性があるからです。

たとえば屋上にスイミングプール、ジャグジー、専用ベランダがある物件は特に注意が必要です。過去の水漏れについては各コンドミニアムに履歴が残されていますので、新築でない限り事前に確認することをおすすめします。

HOA fee(管理費)

ハワイのコンドミニアムには、Home Owners Associationと呼ばれる組織が存在します。日本のマンションで言う管理組合のような存在で、住民により運営され、一部では不動産ディベロッパーのスタッフも加入しています。

HOAに対して芝生やエレベーターのメンテナンス費、ジムやプールの運営費などを含む管理費「HOA fee」を納める必要があります。地域や物件により異なりますが、平均的なHOA feeは月に$300程度です。都市部では$600程度になることもあります。HOA feeがランニングコストとしてかかることを押さえておきましょう。

まとめ

ハワイのコンドミニアムでは、寝室の数で間取りを表現します。1ベッドルーム、2ベッドルームのように呼ばれ、寝室やベッドの種類・滞在可能人数だけでなく、キッチンの仕様も異なるケースが多いです。

賃貸運用を目的としコンドミニアムの購入を検討する場合は、3ベッドルーム以下の間取りを選ぶことがおすすめです。また、間取りのほかにも、部屋の方角、周囲の交通状況、設備の新しさ、水漏れの履歴、管理費など注意したい点があります。

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