2021年ハワイの戸建て事情について
コロナ禍で価格上昇が大きかった戸建て事情について
新型コロナウィルス感染拡大を受けて、2020年ハワイの不動産マーケットで起こった出来事として、戸建て価格上昇が最も大きな動きでした。
・密を避けられる
・テレワークの拡大
・メインランドからの避難&移住(カリフォルニア等からの移住含む)
世界的な新生活様式を迫られる中で、ハワイへの移住と、戸建てへの住みかえが進み
戸建てへの需要が高まり価格が高騰しました。
2021年に入って、米国の低金利の背景もあり、住宅市場はずっと右肩上がりでした。
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Single-family homes were in high demand throughout 2021, but sales leveled off in the last quarter of the year as buyers faced low inventory and a slight rise in average mortgage rates since the summer and early fall. In line with the year-over-year double-digit price increases that dominated most of 2021, the annual median price rose 19.3%, ending the year at $990,000. Just one year ago, the annual median sales price for single-family homes was $830,000. In 2021, 60.8% of single-family homes sold over the asking price, compared to 31% in 2020.
The $700,000 to $999,999 price range made up the bulk of single-family home sales at nearly 40%; however, most sales increases were seen at the higher $1 million and up price points. Properties sold in the $1,000,000 to $1,499,999 range were up 84.5%, homes that sold in the $1,500,000 to $1,999,999 range were up 95.6%, and homes sold at $2,000,000 and above more than doubled, up 145.5%. The most significant increase in sales occurred in the Metro region, up 54.6%, and the Diamond Head region, up 35.4%. North Shore was the only region to see a slight decline in sales from the past year – down 3.8%.
<日本語訳>
一戸建ては2021年を通して高い需要があったが、流通在庫の少なさと、加えて夏から秋口にかけて平均住宅ローン金利が若干上昇したため、四半期には販売数は横ばいになった。
2021年、全期間通じて前年比2桁の価格上昇が続きました。
年間の取引中央値も19.3%上昇し、99万ドルで年を越した。
ちょうど1年前、一戸建ての年間販売価格の中央値は83万ドルだった。
2021年には一戸建て住宅の60.8%が希望価格以上で売れたが、2020年には31%だった。
一戸建て住宅販売の大部分は70万ドルから99万999ドルの価格帯が40%近くを占めたが、販売増加のほとんどは100万ドル以上の高い価格帯でみられた。
100万ドルから149万9999ドルの価格帯で販売された物件は84.5%増、150万ドルから199万9999ドルの価格帯で販売された住宅は95.6%増、200万ドル以上では145.5%と2倍以上になっています。
最も販売件数が伸びたのは、メトロ地区で54.6%増
、ダイヤモンドヘッド地区で35.4%増となった。
ノースショア地域は、3.8%減となり、唯一、前年度より若干の減少を示した。
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こうした戸建ての流通在庫が減少した事により
コンドミニアムにも需要が流れてきて、コンドミニアム価格の取引価格上昇を後押ししたと言えます。
2022年の動き
2022年に入り、金利上昇圧力が続いている事と、市場には物件も少なく、成約数は低調になる動きが強まっていくと思われます。
価格動向も一時的に横ばいの期間を経る動きになるでしょう。
2022年には、戸建てを考えていた、インターナショナルの投資家も戻ってくると思われ、彼らが戻るタイミングで
市場価格は再度持ち直し、状況によっては価格上昇圧力も高まる可能性もあります。
戸建てについてもオンライン内覧、現地視察など、コーディネート致します。
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