ハワイの観光客推移
ハワイ州に訪れる観光客数とハワイの不動産売買のマーケットの動向は密接に関係しています。
ハワイに来てみて、ハワイの良さを知り、別荘の購入や、観光客ターゲットの不動産事業を行うなど観光業と不動産投資は関連性が高いと言えます。
データ引用元:ハワイ州サイト https://dbedt.hawaii.gov/economic/
このグラフの赤い線が、2021年の観光客の推移を表してます。
2021年3月の春休み以降、週を追う毎に観光客が増えている事が分かります。
2019年(青線)は「ハワイ」へ訪れる観光客数は過去最高を達成する程に好調でした。
その後、世界的な新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けて、ハワイもロックダウンを余儀なくされ、観光業に大きなダメージが発生しました。
グラフのグレー(灰色)の線が2020年の観光客推移です。
数字が激減している事がわかります。
2020年11月に米国の国内旅行解禁を機に、米国国内旅行が活発化し
2021年に入り、10周目くらいからその数の増加が分かります。
これは米国の春休みの影響だと思われます。
その後2021年6月から8月の数字は(8月は途中までの数字)では2019年に比べると
90%程度まで観光客数が回復してます。
かなりの回復度といえます。
次のデータは、2018年〜2021年の各年8月の
1日の平均来島者数です。
オアフ島を訪れる米国人の数は、1日平均15,793人です。
これは、2018年・2019年よりも多い人数です。
オアフ島以外のデータを見てみると、
マウイ島、ハワイ島、カウアイ島も同様に回復している事がわかります。
これらのデータを見る上での、ポイントは、
全体の観光客数は2019年比で90%程度まで回復した
と申し上げましたが、
戻りきっていない部分は
日本人を含む
外国人観光客 がまだ戻ってないから
という事になります。
グラフ右の、(On int’l flights from)は、
外国人来訪者数(日本人含む外国人)ですが
2019年(通常期)の7%程度です。
データの内、日本人観光客だけのデータを見ると、
通常期の8月は1日あたり平均5,000人を超えている事が分かります。
それが、2021年8月は1日平均142人となんとも寂しい限りです。
米国人旅行者だけでも90%程度まで復活している中、
外国人観光客が復活したら2019年の過去最高の観光客数を更新する可能性もある訳です。
押さえておくポイントは
観光客数と不動産売買件数は連動する点です。
観光が復活すれば、
今も好調なマーケットに対して
さらに投資も活発化する可能性が高いという事です。
今の不動産マーケットの好調さの要因は
米国人バイヤーが占めており市場を牽引しています
今後、日本人含む外国人の本格的な来島(観光)が始まれば、
好調な不動産マーケットがしばらく続きそうですね。